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技術について

技術について

板こんにゃく

板こんにゃく

こんにゃくは蒟蒻芋をすりつぶし、マンナン質を抽出した際に粘りのある液体と固体の中間のような状態になります。これをこんにゃく糊(こんにゃくのり)と呼びます。こんにゃく糊を加工し、板こんにゃくに仕上げるにはいくつもの方法があるのですが、当社では自動的に機械が作り上げる製法から、昔ながらの手作業で作り上げる製法まで、様々な方法で加工ができる技術を有しております。例えば商品の特性に応じ生地に大量の空気を練りこんで多くの気泡が無数に取り込み、味しみと食感を良くするなど、一口に≪板こんにゃく≫と言っても様々な違いがあります。

糸こんにゃく

糸こんにゃくは、上質の国産こんにゃく原料と吉野の水を使用した製品を長年ご愛顧いただいております。丹精込めて練り上げたこんにゃく糊をポン突きといわれる製法で造りあげる、昔ながらの味を継承した糸こんにゃくなども長年作り続けております。ポン突き製法は、こんにゃく糊を突き出すことでちぢれた形状となり、味しみの良い、歯ごたえのある食感の糸こんにゃくに仕上がります。その他用途に応じて、すき焼き用や鍋物用などの専用商品もございます。

糸こんにゃく
ごま豆腐

ごま豆腐

高野山の精進料理に欠かすことのできないものといわれ、原料に胡麻、葛粉、澱粉を使用しています。風味豊かな胡麻を石臼を使い、舌触りが滑らかになるまで念入りに磨り潰す。おいしさを求め手間がかかる作業を行い、清らかな吉野の水に溶いた葛粉や澱粉と合わせ火にかけ、絹のようになるまで練り、型に入れて豆腐状に固めております。食べ方は、こだわりの味噌たれや醤油たれなどを中心にいくつかの種類で運用しております。好みに合わせてお召し上がりください。風味と口当たりが良く、ご好評いただいております。

心太(ところてん)

古くより人々に愛され、江戸時代より間食(当時のおやつ)として好まれておりました。天草を天日に干し、洗浄して天草の色が白くなるまで数回繰り返され乾燥される。この乾燥された天草を原料として大きな高圧鍋で丹念に炊き上げ、弱火にて多糖類(アガロース)を抽出し、濾過して不純物を取り除き、缶に入れて冷却して固めております。天草から直接抽出する製法により、仕上げた磯の香りと喉越しの良い昔ながらの心太です。うまみの強い三杯酢のたれ、甘みとコクの利いた黒蜜たれが定番ですが、地域により好みが大きく分かれる特徴があります。

葛(くず)